BUSINESS

ステンレスパイプのパイオニア

  • 当社は昭和43年創立以来、ステンレスパイプや極細精密パイプの高度な製造技術を生かし、主にシャープペン・ボールペン部品をはじめ、注射針用ステンレスパイプやOA用精密パイプ、医療機器部品など、当社の精密パイプ部品が数多くの分野で採用されてまいりました。現在では国内はもとより、世界各国への輸出も行っております。
  • 創業以来の加工技術の蓄積、および改良の積み重ねにより、数百本の小ロットから数百万本の量産まで、短納期かつ高品質の製品をお届けしております。
  • 多くのお客さまに短納期で品質の優れた製品を供給し、また、お客様のご要望に基づいて商品開発を行っております。
  1. 徹底した管理で品質向上を実現します。
  2. 試作対応・納品厳守・適正なコストを約束します。
  3. 小ロット・試作から量産まで対応致します。

パイプ製造

  • ステンレスパイプ精密管製造販売(高精度品)
  • 外径:0.3φ~10φ
  • 肉厚:0.04T~1T
  • 法:切断パイプ2mm以上
  • 種類:直管・コイルパイプ
  • ステンレスパイプ管(ステンレスSUS304・SUS316・SUS316L等)を使用し、少量から各種サイズに製造しております。規格外サイズのパイプなども、パイプ生産メーカーとして強みを活かし、短納期・低コストで納品しております。
  • 1000Lを超える長寸管の製作も可能です。長年培った技術力とノウハウでパイプ加工品製造におけるコストダウンなども提案いたします。ご希望の径・長さの製品を1本から製作可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
ステンレス 成分(%) 特徴・特製
SUS304 Cr=18.0~20.0
Ni=8.0~10.5
「18-8」ステンレスの代表。
食品設備・一般化学設備・原子力用など最も広く使用され、炭素量が少なく、耐食性・耐久性・強度などに優れている。
SUS316 Cr=16.0~18.0
Ni=10.0~14.0
海水・各種媒質・耐孔食材量。
SUS304より耐食性に優れ、時計バンド等に多用される。
SUS316L Cr=16.0~18.0
Ni=12.0~15.0
SUS316より炭素量が少なく耐粒界腐食性をもたせたもの。
温度センサーや海水向け。316の極低炭素鋼

パイプ加工

  • 直管パイプセンターレス研磨
  • 0.5φ~2.0φ(外径交差±0.01m 内径交差±0.01m)
  • 3.0φ~10.0φ(外径交差±0.02m 内径交差±0.02m)
  • パイプ精密度、硬度等、一般交差、高精度など、ご相談に対応いたします。
  • 当社では、1本の試作品から数万の量産まで高品質・高精度・短納期にお届けします。どのようなサイズにでも迅速・柔軟に対応できます。ご要望サイズ・ロット数量等、お気軽にお問い合わせ下さい。
  • 参考サイズ(肉厚0.05mm・0.50mmもご要望に応じます)
    肉厚(mm)
    0.06 0.10 0.15 0.20 0.25 0.30 0.35 0.40 0.45 0.47
外径
(mm)
0.5              
1.0          
1.5  
2.0
2.5
3.0
3.5  
4.0  
4.5  
5.0  
5.5  
6.0  
6.5  
7.0  
7.5      
8.0      
8.5      
9.0            
9.5              

工程

当社ではバレル研磨・バフ研磨・センターレス研磨・化学研磨など各種研磨加工を行っています。
各工程では、品質を維持するため、厳重な品質チェックが行われています。

(1) 造管

  • ステンレスの板材をパイプ状に成形することを造管といいます。各種加工を経て様々な極細精密パイプ製品を製造しています。セミシームレスパイプやシームレスパイプもお取り扱い致しております。

(2) 伸管

  • 伸管とは、造管されたパイプの内径・外径を整える行程です。
  • 直線状のパイプやコイル状のパイプは、真円性を高めつつ滑らかに細く伸ばし、極細で精密なパイプといわれる太さまで成形されます。
  • お客様のご要望に合わせたサイズのパイプを提供しています。

(3) 焼鈍

  • 焼鈍とは再結晶温度に加熱・保持した後に徐冷する工程で、素材の残留応力除去・軟化・切削性向上・冷間加工性改善・結晶組織調整などを目的とした熱処理をいいます。
  • 精密切断の後、必要に応じ、極細精密パイプは光輝焼鈍工程へ移行します。光輝焼鈍は光沢のある金属表面を保つため、表面の酸化脱炭を防ぐ『還元ガス』または『中性ガス』あるいは『真空中』で熱処理します。

(4) 矯正

  • 伸管された精密パイプは、コイル用矯正機・直管用矯正機にて曲がりを取り直真度を整えます。
  • 造管・伸管で作られたパイプの曲がり・真円度・直真度・内外径交差を調整する行程です。
  • 当社のパイプは全て必ず矯正機にかけています。

(5) センターレス研磨

  • センターレス研磨とは円筒の加工物を回転する砥石・調整ローラー・支持板の3箇所で支え、調整ローラーにて加工物の回転と送りを調整しつつその円周を研磨する方法で、加工物のセンターやチャック保持が不要なためこう呼ばれます。
  • 円極細パイプのシビアな交差補正にはこのセンターレス研磨が適しています。
  • 外径精度・真円度を要求する精密なパイプや外面のキズを取る為に表面を薄く削り調整します。

(6) 精密切断

  • 精密切断は、ステンレスパイプや極細パイプなどを平らにカットすることができ、その切断面はとてもきれいに仕上がります。この後、必要に応じて各種研磨加工などへ移ります。
  • 精度は0.3φ~10φの外径では±0.1で対応していますが、それ以外でもお気軽にご相談下さい。
  • 小ロットでも量産でも可能です。切断後の切断面の処理など、お客様のご希望の寸法で納入しますので、なんでもご相談下さい。

(7) 洗浄

  • 製造されたステンレスパイプには、油やほこりが付着していますが、当社では酸洗浄を行っております。

(8) バフ研磨

  • バフ研磨とは、布・皮・ゴムなどの柔らかい素材(バフ)に砥粒を着けて回転させ、そのバフに加工物を押し当てて表面を磨く加工で、『バフ磨き』ともいいます。
  • 最終仕上げの光沢出しやメッキの下地作りとして活躍しています。

(9) バレル研磨

  • バレル研磨とは、バレル内に工作物・砥粒・コンパウンドを入れ、そのバレルに回転又は上下運動などを与えて研磨する方法です。
  • 小物の表面研磨に向いていますので、主に切削・プレス加工品のバリ取りや、表面仕上げなどに用いられます。
  • バレルを使うことによって、大量の製品が一度に仕上がり、コストダウンと品質向上に貢献できます。

(10) 化学研磨

  • 当社では、ステンレス製品の化学研磨において高いレベルでの処理を実現致 しました。
  • 化学研磨とは金属表面を様々な組成の溶液中浸漬けして平滑な金属面を施す 処理です。
  • 化学研磨はある程度の光沢を出す溶液を使用し、酸洗の薬液のみを使用して います。

(11) 検査内容

  • 外径内径交差・板厚・長さ・溶接割れ・変色・キズ・曲がり・変肉・硬さ・他、品質を保つため全品検査を行っております。
  • 検査設備にて精密な検査を行うことで、ご満足いただける品質の提供を実現しました。

(12) 梱包・出荷

  • 加工品に応じた梱包で、日本全国に出荷致します。